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イベント報告

セミナー 2016年3月4日

RWDCセミナー開催報告

アステラス製薬株式会社の方々にお越しいただき、RWDCセミナーを開催しました。 製薬業界におけるデータサイエンスをテーマに、アステラス製薬株式会社開発本部データサイエンス部の永井様、武田様からお話をいただきました。


日時:2016年3月4日 15:00-18:00
場所:名古屋大学IB電子情報館西棟6階リーダーズサルーン
講師:永井伸治 様、武田純 様


製薬業界におけるデータサイエンス:企業統計家の視点から

永井様から、製薬業界における医薬品研究・開発の概要や、企業において統計家が果たすべき責務についてお話をいただきました。 特に、新たな薬剤に対して臨床試験を行う際に、企業や研究者にとって都合の良い結論とならないように注意すべき点やそのための手法についてご紹介いただきました。 また、企業統計家が果たすべき責務がデータの解析だけでなく、データサイエンティストとして計画、収集、解析すべてに参加していくことが必要だというお話もしていただきました。


観察データの解析における課題

武田様から、観察データを解析する際に生じる課題や注意点について、様々な具体例を交えてご紹介いただきました。 観察データは研究者による介入(行動の指定など)が行われずに生成されたデータのことで、バイアスやバラツキなど、解析結果を解釈する際の問題が研究者による介入がある場合よりも大きいことをお話していただきました。 また、本プログラムと関連が深い話として、製薬業界におけるリアルワールドデータの特徴や現状についてもご紹介していただきました。


RWDCセミナーの様子 RWDCセミナーの様子

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