博士課程教育リーディングプログラム
実世界データ循環学リーダー人材養成プログラム
Top > イベント報告 > 2018年 > Plenary Meeting 11月 開催報告
ワークショップ 2018年11月26日
11月のPlenary Meetingでは、研究インターンシップ,グローバルチャレンジⅡの成果報告,産学連携アイデアソン・ハッカソン開催プログラムのオリエンテーションが行われました。
日時 | 2018年11月26日(月) 17:00-20:00 |
---|---|
場所 | 名古屋大学IB電子情報館西棟6階リーダーズスタジオ |
以下は、Plenary Meetingの内容の簡単なまとめです。
研究インターンシップでは履修生が希望する企業を訪れ、企業の研究現場で組織やマネジメントを経験します。 今回は1名の履修生が研究インターンシップでの経験や成果について報告しました。
研究テーマの詳細のほか、研究インターンシップに参加した目的や実際に得られた経験・知見についても触れていました。 特に、研究インターンシップでは実サービスに近い環境で研究に携わることができるため、サービスから発生した問題の分析といった、企業ならではの経験ができたことが非常に有意義であったと多くの履修生が述べていました。Zhangさんは,自然言語処理の中でWord2VecおよびDoc2Vecを利用したデータの前処理を行い,類似度の高い用語辞書の作成,類似度の高い資料分類などについて研究しました。特に医療記録に適用した結果,精度の高い辞書作成,資料分類ができたと述べていました。一方で,医療記録では略語が用いられているといった問題点も挙げていました.
研究インターンシップを行った履修生及び訪問先企業は以下の通りです。
履修生 | ZHANG Hongkuan (第5期生,情報学研究科) |
---|---|
訪問先 | NEC (日本電気株式会社) |
テーマ | 医療カルテへの自然言語処理の適用 |
グローバルチャレンジⅡでは履修生が研究機関を訪れ,世界最先端の現場で滞在研究を行います.世界トップレベルの研究競争に触れ,様々な研究者との交流を深めるのが目的です.今回は1名の履修生がグローバルチャレンジⅡの経験と成果について報告しました.Yinさんは日本の研究施設の雰囲気を感じ個人のスキルを高めること,高度な高性能計算(HPC)研究に触れること,そして日本語および英語能力を高めることの3点を軸として研究に従事しました.半年間触れたことで,この3点を達成できたこと,HPC分野にさらなる興味が湧いたことなどを述べていました. グローバルチャレンジⅡを行った履修生及び訪問先研究機関は以下の通りです.
履修生 | YIN Jie (第1期生,情報科学研究科) |
---|---|
訪問先 | 理化学研究所計算科学研究センター(R-CCS) |
テーマ | スパコン「京」・次世代スパコンに適用可能なHPC OSやシステムソフトウェアの構築 |
産学連携アイデアソン・ハッカソン開催プログラムとは本プログラムの連携企業からAI・IoT・ビッグデータ関連の課題・テーマを提示してもらい、院生中心の数チームが新たなアイデア創出やビジネスモデルの構築などを競うプログラムです。 今回は企業からの課題提供を行った後に、履修生は4つのグループに分かれて、データ解析の仮説のアイデア出しが行われ,ブレインストーミングのルールに則って多様なアイデアが出されていました. アイデアが出された後.その仮説を実証するための必要なデータや分析方法について議論しました.今後は12月のプレナリーミーティングで中間報告を行った後に、1月のプレナリーミーティングで最終報告を行う予定です。