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ワークショップ 2019年5月27日
5月のPlenary Meetingでは、研究インターンシップとグローバルチャレンジⅡの成果報告、今年度の独創的研究活動の提案発表が行われました。
日時 | 2019年5月27日(月) 17:00-20:00 |
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場所 | 名古屋大学IB電子情報館西棟6階リーダーズスタジオ |
以下は、Plenary Meetingの内容の簡単なまとめです。
研究インターンシップでは履修生が希望する大学や企業を訪れ、企業の研究現場で組織やマネジメントを経験します。 今回は1名の履修生が研究インターンシップでの経験や成果について報告しました。 研究テーマの詳細のほか、研究インターンシップに参加した目的や実際に得られた経験・知見についても触れていました。
畑佐さんは集積回路上の最適な熱放射デザインの決定に取り組みました。 機械学習を用いた温度分布推定モデル、そして技術者たちがリアルタイムでの議論が可能となるインタラクティブなシミュレーションツールの開発の2ステップで解決を試みました。 報告の中で、単純なシミュレーションよりも高速に精度を落とすことなく温度分布の推定ができた、インタラクティブなシミュレーションツールの土台が作れたと述べていました。
研究インターンシップを行った履修生及び訪問先企業は以下の通りです。
履修生 | 畑佐豪記 (第4期生、工学研究科) |
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訪問先 | パナソニック株式会社 |
テーマ | 機械学習とインタラクティブシミュレーションツールによる最適熱放射デザインの決定 |
グローバルチャレンジⅡでは履修生が研究機関を訪れ、世界最先端の現場で滞在研究を行います。 世界トップレベルの研究競争に触れ、様々な研究者との交流を深めるのが目的です。 今回は4名の履修生がグローバルチャレンジⅡの経験と成果について報告しました。
履修生達はトップレベルの研究者の指導の下、研究に取り組むことができて非常に有意義な経験ができたと述べていました。 また、大学以外の機関で研究した履修生は、セキュリティ意識の高さや研究グループの結束力の高さなどにも言及していました。
履修生の中には、大学での研究テーマとは大きく異なるテーマに取り組んだ人もいました。 今回のプロジェクトを通じて、モデルの応用方法やフレームワークなど機械学習に関する幅広い知識を学ぶことができたと述べていました。
グローバルチャレンジⅡの報告を行った履修生及び訪問先研究機関は以下の通りです。
履修生 | 山腰 貴大 (第3期生、情報学研究科) |
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訪問先 | カセサート大学 (タイ) |
テーマ | タイ語自然言語処理とe-Legislation(電子化法制執務) |
履修生 | ZHANG Xinxian (第2期生、工学研究科) |
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訪問先 | マドリード工科大学 (スペイン) |
テーマ | 機械シミュレーションよる乱気流理論の裏付け |
履修生 | XU Hong (第3期生、経済学研究科) |
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訪問先 | 統計数理研究所(ISM) |
テーマ | 中小企業データベース内不均衡データの問題解決 |
履修生 | DARWEESH Hatem Abdelhameed (第1期生、情報科学研究科) |
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訪問先 | Linaro |
テーマ | 自動運転システム開発のためのプラットフォーム分析 |
今年度の独創的研究活動の提案発表が行われ、以下の研究活動が提案されました。 各提案は、問題定義とそれに対する解決方法などの4つの指標に基づき、学生、学内教員、社会人メンターに評価されました。 採択された提案は今年度を通して研究が行われます。