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イベント報告

セミナー 2014年10月2日

第7回リーダーセミナー 開催報告

NTTコミュニケーション科学基礎研究所の前田英作所長と、博士学生のキャリアプランを主題として意見交換会を9月26日に開催しました。


今回のリーダーセミナーでは、履修生が下記の示すような質問を事前に用意し、それらについて前田所長に順番に回答していただく形式をとりました。

・ 前田所長が情報工学に転向したきっかけと理由は?
・ 研究分野の転向に際して、不安に感じたことは何か? またどのようにそれを克服したか?
・ 企業で生きる博士人材としての在り方とは?
・ NTTコミュニケーション科学基礎研究所の所長という視点からみて、どのような人材を求めるのか? とりわけバイオのような、情報工学以外の学生が活躍するようなフィールドはあるのか?
・ NTTのような企業では10年後、20年後を見据えて事業や研究計画を立てることを想像している。何を取り掛かりとして構想を練っていくのか?


前田所長は東京大学にて細胞生物学の研究で修士号を取得された一方で、NTTに就職後、情報科学分野に転向し博士号を取得されました。意見交換会の前半では、まず、そのキャリアをご紹介いただきました.そして、上記の質問に対する主な回答として、キャリアに対する不安の克服には、①自分の興味にそって研究を進めていくこと、②若いうちに異分野の研究を2つ以上極めることが必要であると述べられました。博士卒の学生は企業において特定の領域の研究を極めた人材として扱われますが、その一方で、他分野に対する適応力を身に着けることが何より重要であるとのことでした。


意見交換会の後半では、前田所長がこれまでに影響を受けた有名人の本や動画などをご紹介いただきました。クレイトン・クリステンセンの"How will you measure your life?"で述べられている「どのような成功者であろうと、10年先、20年先どのようになっているのかはわからない」という言葉に触れ、独創的な研究も成功するかどうか、結実する時節を読むことは難しいと熱弁されました。「ありうる未来ではなく、あるべき未来・ありたい未来を考え、さまざまな分野に興味を持って邁進することが重要である」というメッセージが履修生に送られました。


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関係する履修生

KAADAN Ahmad ThurayaYIN Jie乾 あずさ林 知樹長江 祐樹

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