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履修生紹介

長江 祐樹

工学研究科 結晶材料工学専攻
ナノ構造デバイス工学講座
財満研究室
博士後期課程3年

名古屋市立菊里高等学校卒業後、2010年名古屋大学工学部物理工学科入学。2014年同学科応用物理学コース卒業。
幼いころに読んだギリシャ神話の本がきっかけで、宇宙に興味を持ち、天文学者を目指す。
しかし2001年9月11日のアメリカ同時多発テロを目の当たりにし、本当の意味での平和とは何かを考え『科学の力で平和に貢献を』という気持ちからエンジニアの道を志すようになる。
現在は半導体材料の開発・研究を通して実世界の人々の恩恵にいかにつなげられるかを日々模索している。いつの日か国籍・信条・政治信念を超えて、すべての人々が協力し合える世界の実現という夢を胸に、前に進む。
趣味は料理、珈琲、イラスト、水泳。特技は耳を動かすこと。



After graduating from Kikuzato High School, Nagoya in 2010, I joined the Department of Engineering, Nagoya University. In 2014, I graduate with a degree in applied physics.

When I was five, my mother gave me a book about Greek Myths, which inspired my passion for space. Although I had initially dreamed of becoming an astronomer, I struggled to think about the true meaning of “peace” after witnessing 9-11 in real-time. Thus, I decided to become an engineer because I want to live in a world where people cooperate with each other beyond the boundaries of nationality, religion, and political beliefs. Currently, I am devising a way to connect my semiconductor research to benefit people in a practical manner.

In my spare time, I enjoy drinking (making) coffee, drawing, and swimming. I also have a unique talent; I can flicker my ears.

理論計算による半導体の物性予測

私たちの身の周りにあふれる、スマートフォン、PCなどの通信デバイス。これらは今やテレビや車、電子レンジにまで搭載される時代となりました。このような高度情報化社会を支えるのが、半導体技術の進歩、つまりIC(超々大規模集積回路)の進歩です。

ICはMOSFET(金属-絶縁体-半導体電界効果トランジスタ)という非常な小さなスイッチの集合体ですが、その性能向上には更なる集積化か高速化という主に2つのアプローチがあげられます。私は第一原理計算を用いた半導体材料の物性予測を行いながら、これまでよりもさらなるキャリア高速移動化を実現できる材料の開発を目指しています。

また物性値の重要な指標であるバンドギャップを理論・実験の両面からコントロールすることで、ICのみならず、太陽電池、半導体レーザーなどの新規材料などの実現も目指しています。

活動紹介

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