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実世界データ循環学リーダー人材養成プログラム

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イベント報告

ワークショップ 2020年9月7日

東海デジタル人材フォーラムー:東海国立大学機構の挑戦 開催報告

名古屋大学博士課程教育リーディングプログラム「実世界データ循環学リーダー人材養成プログラム」で10を超えるベンチャー企業が10億円を超える価値を生み出し、その成果を核に「実世界データ演習」を通じて育成された人材を地域経済界や三重大学・広島大学と連携した東海国立大学機構へ展開する取り組みと成果が紹介されました。

日時2020年 9月7日(月)18:00-19:30
場所オンライン(zoom)

以下は、フォーラムの内容の簡単なまとめです。

「博士課程の強化と成長する学生ベンチャー」

武田一哉
(名古屋大学未来社会創造機構教授/シームレス数理・データ科学教育共創部門長)

名古屋大学未来社会創造機構教授およびシームレス数理・データ科学教育共創部門長武田一哉先生が東海機構における数理データ科学教育組織について紹介しました。発表では、まず東海機構および大学連合体が目指すものを紹介しました。次に、二つのデジタル人材育成プログラムである、「実世界データ循環学リーダー人材養成プログラム」と「実践データサイエンティスト育成プログラム」のうち、主に「実世界データ循環学リーダー人材養成プログラム」の取り組みについて紹介しました。また、本プログラムから起業した履修生・修了生を紹介し、最後に今後の展望について説明しました。

「実世界データ循環学が生んだ学生ベンチャー:3社の代表による講演」

まずは「実世界データ循環学リーダー人材養成プログラム」の2期生の松下健が「株式会社オプティマインド」を紹介しました。発表では会社概要から、自社のラストワンマイルのルート最適化の事業内容まで説明しました。次に、「実世界データ循環学リーダー人材養成プログラム」の1期生の長江祐樹が「株式会社トライエッティング」を紹介しました。発表では簡潔な自己紹介から始めて自社概要を経て、ノーコードAIクラウドで業務を自動化する事業内容を説明しました。最後に、「実世界データ循環学リーダー人材養成プログラム」の1期生の橘川雄樹が「株式会社マップフォー」を紹介しました。発表では自社の3次元地図・位置推定技術に特化した事業の特徴について説明しました。また自社の事業が実世界データ循環との関係性も説明しました。

「地域DXを担う中核人材の育成」

松原 茂樹 (名古屋大学情報戦略室教授)

名古屋大学情報戦略室の松原茂樹教授が「実践データサイエンティスト育成事業」の取り組みについて紹介しました。発表では、まず「実践データサイエンティスト育成事業」の事業概要と連携体制を説明しました。次に、実世界データ演習型教育の共通ガイドラインを説明しました。最後に教育プログラムの共用と実践を紹介しました。

中岩 浩巳 (名古屋大学数理・データ科学教育研究センター特任教授)

名古屋大学数理・データ科学教育研究センターの中岩浩巳特任教授が産業界との共創による課題解決型人材育成の成果を紹介しました。発表では、「実世界データ循環学リーダー人材養成プログラム」、「実世界データ循環コンソーシアム」および「実践データサイエンティスト育成プログラム」この三つのプログラムの育成実績について紹介しました。まずは三つのプログラムにおける各自の取り組みについて説明しました。次に、実績に関する二つの具体的な事例を紹介しました。ベネッセコーポレーションの「資質・能力の伸びに効果的な学習の在り方に関する研究」とセイノー情報サービスの「LLP(Lead Logistics Provider)オペレーション作業予測・要員配置」この二つの事例について仮説、データの分析結果および考察を説明しました。

横田 康成 (岐阜大学工学部教授/シームレス数理・データ科学教育共創部門副部門長)

最後に岐阜大学工学部教授およびシームレス数理・データ科学教育共創部門副部門長の横田康成教授が閉会挨拶をしました。

関係する履修生

松下 健橘川 雄樹長江 祐樹

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