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イベント報告

シンポジウム 2016年3月10日

実世界データ循環学シンポジウム

情報通信技術が急速に発展する社会において、世の中の情報をデータとして蓄積し、蓄積されたデータを活用することで社会的価値を創造する人材が求められています。本実世界データ循環学シンポジウムでは、社会が必要とする次世代の産業リーダー像及びその育成について、本プロジェクトの活動報告を通して議論を行いました。


 開催期日:2016 年3月10日(木)10:00-19:00
 場所:丸ビルホール 丸ビルコンファレンススクエア(東京都)


以下は、実世界データ循環学シンポジウムの簡単なまとめです。


『実世界データ循環学リーダー人材養成プログラム紹介』

初めに以下に示す3項目を通して、本プログラムの紹介が行われた後に、全体概要の説明及び質疑応答を行いました。
・コースワーク(専門教育): 発表者 - 加藤 真平(名古屋大学情報科学研究科)
履修生が行う学習・実習として、Data Tools First / Data Tools Nextや実世界データ解析学特論などについて説明されました。特にデータ解析に必要な技術の習得に注力していることが紹介されました。
・グローバル教育: 発表者 - 井手 一郎(名古屋大学情報科学研究科)
海外研修やそれに伴い行われる語学研修や文化学習について説明されました。特に海外研修として履修生がトルコのイスタンブール工科大学で実施したサマースクールについては、履修生が講師として現地学生に日本文化を教えた体験などが紹介されました。
・産学連携教育: 発表者 - 河口 信夫(名古屋大学工学研究科)
企業の方を講師にお招きして行うリーダーセミナーやランチミーティング、企業メンターと共に行うグループワークなどについて紹介されました。履修生がこれらの活動を通して、リーダーシップやプロジェクトマネジメントを学習する様子について紹介されました。
・全体概要及び質疑応答: 発表者 - 武田 一哉(名古屋大学情報科学研究科)
本プロジェクトの目的から、現在の実施状況、今後の活動展望まで概要が説明されました。その後の質疑応答では、データ利用に関する倫理教育や企業現場におけるデータ収集・整備の重要性、履修生個人に合わせた評価基準の確立、継続的なリーダー育成機構の実現方法、履修生の悩み相談などがなされました。


『座談会』

実世界データ循環学の学生と他のリーディング大学院の学生との人脈づくりを目的として、昼食時に座談会が行われました。座談会では、自己紹介とリーディング大学院に対する自身の率直な意見を発表することでお互いに交流を深めました。以下は、学生から出たリーディング大学院に対する意見の一部です。
Like: 金銭的支援、幅広い人脈形成(意識の高い学生・個性豊かな教員・企業のメンター)、海外経験、最新設備(ハード・ソフト)、他分野教育・英語学習
Dislike: 膨大なタスク、基礎学力の欠如による講義の理解不足、リーディング大学院の公に認知・理解されていないこと、異文化・異分野・他リーディング大学院との交流不足、起業及び留学に対する不十分な制度整備、不十分な実世界データの利用及び循環


『価値創造に向けた人材育成について』発表者 - 北 栄輔(名古屋大学情報科学研究科)

価値を創造できる人材の育成について、リーディング大学院としてだけではなく名古屋大学としての構想についてお話しされました。例えば、実世界データ循環学では、博士課程への進学に伴い、他分野の知識を学習できる機会と環境を整えています。また、大学としては、情報学部の設立により学生の情報工学への理解度を促進しようと考えています。


『プログラム履修生による活動紹介』

第2期生の陳ヒョンテさんと第1期生の林知樹さんによる活動紹介が行われました。プログラムのコースワークや各種ワークショップ・セミナー、自主的学習活動、独創的研究、グローバルチャレンジ、起業などそれぞれの具体的な活動体験やそこから学んだことについて紹介してくれました。


『プログラム履修生によるポスターセッション』

履修生の研究を紹介するポスター展示を行いました.履修生が本シンポジウム参加者に対し自身の研究内容についてプレゼンテーションを行い、意見交換をしました.


『パネルディスカッション』

安達淳様(国立情報学研究所)、稲垣治様(アステラス製薬㈱)、武田一哉教授をパネラーに迎え、下記3テーマについてパネルディスカッションを行いました。司会・進行は井手一郎准教授が行いました。
・情報系博士人材の育成
・グローバル教育
・産学連携教育
パネラーの経験談や企業からのアドバイス、履修生からの就職に対する具体的な相談など、活発な議論が行われました。



Symposium 2016 Symposium 2016

Symposium 2016 Symposium 2016


Symposium 2016 Symposium 2016

Symposium 2016


関係する履修生

CHIN HyuntaiGUO QunjingKAADAN Ahmad ThurayaMONRROY CANO Abraham IsraelNGUYEN Viet AnhZHANG Xinxian伊瀬知 洸平加藤 諒坂 匠林 知樹遠山 美穂遠藤 麻里鈴木 友美長江 祐樹関 翔悟飯田 啓量

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